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2009/02/26

頭脳警察 2月21日(土)@初台 The Doors

頭脳警察は日本語ロックの草分けで、1969年に結成され、日劇でのPANTAのマスターベーション事件(以後出入り禁止)とか、歌詞が過激すぎて発禁処分とか、「とにかく危険ですよ」的イメージが先行してるバンドです。1975年に解散してからさらに10年くらいたった頃、私は突然PANTAファンになりました。

その頃のPANTAはすでにだいぶ丸くなっていて、演奏中に客と喧嘩して帰っちゃうような人には見えませんでした。PANTAがソロで出したアルバムは確かに政治的メッセージの強い曲もありましたが、それよりも、聴くだけでまるで映画を観ているように情景が広がっていく歌詞と、それが曲として自然に成立しているところがすごいと思ったのでした。(特にPANTA&HALの「マラッカ」は日本語ロック史上に輝く名盤だと思います!)あと、なんと言ってもあの不思議な声・・・狂気と人を包み込む温かさがないまぜになっているような声です。

その後、頭脳警察が1990年に再結成した時に、私は3回くらい観に行ったんですが、どうも、PANTAソロとはちょっと違うな・・・という印象でした。例えば、歌詞が抽象的だな~とか、漢字が多くて硬いな~とか・・・

そんな私ですが、今回、再再々(笑)結成した頭脳警察のライブに、ある人と一緒に行くことになりました。その人はPANTAと同学年で、同じ時代を過ごした人で、頭脳警察に対しては色々な思いがある人です。若い頃参加した集会(←政治的なものではなかったらしいですが)で、そばにいた人が突然ギターを弾いて歌いだしたので、よく見たらPANTAだったこともあるとか。私は「うーん久々に老けたPANTAを観てガッカリ・・・なんてことにならないかな」とちょっと不安でした。

ライブ前に色々お喋りしたのですが、PANTAって、よくヘルメットをかぶった若者の集会で歌っていたので、あれだけみんなをアジって(扇動して)おいて、自分では火炎瓶の一つでも投げたことあるのかとか、そういう批判を浴びたことがあったんですね。その人は「PANTAの歌を聴いて、血が昇って、何かした人がいたとしても、それはその人の問題で、PANTAが批判されるようなことじゃないと思う。でも、PANTA自身はどう総括(落とし前?)してるのかな・・・」というようなことを話していました。

ライブが始まると、しょっぱなから野太い声で、「PANTA、走れー!」と声がかかったり、なかには「PANTA!たまらねえー!」と叫んだりする人がいて、PANTAが「女の子の声はないの?(ここで「PANTAー!」と女性陣の声)・・・いや、男は声出すなってことじゃねーんだよ」と返したり、「19だもんなー おれたちクソだったよなー 今あんな奴らがいたら蹴飛ばすよ。鼻っ柱ばっかり強くて・・・」とか、MCはなかなか和やかでした。トシとの掛け合いも楽しそう。でも、曲に入るとみるみる表情が変わっていき、あの不思議な声をたっぷりと聴かせてくれました。特に後半の有無を言わさず盛り上げていく展開は、さすが伝説のバンド!でした。一緒に行った人も、なにはさておき、PANTAもトシもロックしてるし、やっぱりかっこいい!色っぽい!とすっかり堪能したようで、よかった♪

お客さんの年齢層がライブハウスにあるまじき高さ(笑)だったので、手を振り上げる人も、ジャンプする人も、前に押し寄せる人もほぼ皆無だったのですが、別の意味で「危なさ」(客も含めて)を醸し出しているライブでした。

☆特に印象に残った曲 
後半はほぼ全曲だけど、あえて選ぶなら(順不同)

Blood Blood Blood
飛翔
銃をとれ
時代はサーカスの象に乗って
間際に放て
万物流転

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